紙に命が宿る瞬間! 絵本の印刷の様子をレポートします

絵本コラム

2026/08/14

 

先日、絵本出版賞を経て出版された絵本『たこやきせいじん』の印刷の“刷り出し”を見学させていただきました。
 

訪ねたのは、『ぐりとぐら』『はじめてのおつかい』など数々の名作絵本を担当している精興社さん。

自分が小さい頃に何度も読んだ絵本が生まれた現場を生で見ることができて、感動の連続でした…!


ところで、“刷り出し”って何? と思う方もいるかもしれません。

刷り出しは、本番の印刷前に色合わせなどの調整(テスト色校)を行う準備印刷のことです。
 

今回は、『たこやきせいじん』の担当編集者 瀧澤さんとデザイナーの方が、印刷でどのように色が出るかを確認するために、この刷り出しに立ち会いました。

 

 
パソコンでデザインした色がそのまま自動で印刷に反映されるわけではありません。

作家さんが色に込めた絵本の世界を、そのまま紙の上に表現するためには、見えないたくさんの職人技があるのです…。
 

『たこやきせいじん』の物語の舞台は宇宙。

宇宙の深い青、輝くような黄色など、絵本の世界観に関わる色の発色を細部まで工夫して、丁寧に仕上げていただきました。
 


さらに今回は、工場と活版展示室も見学させていただき、インク練りにも挑戦しました。

活版印刷の資料や大きな機械など、貴重なものをたくさん拝見し、印刷の歴史と奥深さも学ぶことができました。

本や印刷が好きな方に、おすすめしたい体験です!
 

 
精興社さん、本当にありがとうございました!
 

これからも、絵本ができるまでの見えない様々な工程を、ここでレポートしていきたいと思います。

そして、祖父と孫の共作で生まれた奇想天外な絵本『たこやきせいじん』も、書店で見かけたらぜひ手に取って、印刷の仕上がりとともに絵本の世界を感じてみてくださいね!

 


〈 絵本について 〉

タイトル:たこやきせいじん
作者:しばたともやす・ふかがわつむぎ
価格:1540円(税込)
判型:B5判 32ページ 上製 オールカラー  
発売日:2026年6月26日
出版社:みらいパブリッシング
ISBN:978-4-434-38002-0
購入:書店 / Amazon / Yahoo!ショップ