2022/05/06
子どもは可愛いけれど、言うことを聞いてくれなくてたまにイヤになってしまう……。
そのようなお父さん・お母さんも少なくないと思います。
「子どもがワガママばかり言って困っている」という親御さんにおすすめしたいのが、絵本の活用です。
絵本のなかには、子どもや赤ちゃんのしつけに適したものもあります。
「規則正しい生活習慣を身につけさせたい」「好き嫌いをなくさせたい」など、しつけに関する悩みのある方はぜひ参考にしてください。
しつけ絵本とは、赤ちゃん・子どものしつけを目的につくられた絵本のこと。
赤ちゃんや子どもは、たとえ大事なことであっても、意に沿わないことであればやってくれません。
歯磨きや服の脱ぎ着、食べ物を大切にすることなど、親が子どもに教えなくては、健康や日常生活に悪影響を及ぼしてしまいます。
しかし「〇〇しなさい」などと口を酸っぱくして言っても、上手くいかないお子さんも多いと思います。
そんなときに役に立つのが「しつけ絵本」です。
絵本のなかの登場人物と同じ目線で、その行為の大切さを学ぶことで、今まで嫌がっていたことを自らするようになった子どもたちは大勢います。
子どもの健やかな成長を助け、親御さんの負担を減らす。
しつけ絵本にはそのような効果があります。
しつけ絵本の作り方の3つのポイントをお伝えします。
しつけ絵本づくりで気をつけてもらいたいポイントの1つが、説教くさくならないようにすることです。
本来、絵本とは親子で楽しむコミュニケーションツールのひとつ。
登場人物の行動や冒険に、子どもたちは胸をワクワクさせながら次のページをめくっていきます。
しつけ絵本の場合、「〇〇をさせなくては!」という意識が強くなりすぎると、意見の押しつけになってしまい、自由な感性を伸ばせなくなってしまいます。
絵本はあくまで、親子間の絆を深めるためのもの。
しつけの効果は+αぐらいに考えておいたほうがいいでしょう。
しつけ絵本の場合、親御さんが「子どもに〇〇を覚えさせたい」などの理由で手に取ることもあると思います。
その際、お子さんひとりというより、お父さん・お母さんと一緒になって読むことのほうが多いでしょう。
そのため、読み聞かせしやすい絵本がおすすめです。
親子で一緒に楽しめる絵本だったら、両親がガミガミ言わなくても、お子さんも進んで行動してくれるかもしれません。
子どもが次の展開にワクワクし、親御さんも言いたいことを自然と伝えられる。
そんな絵本づくりを意識しましょう。
親目線で、ただ「〇〇をしなさい」と怒られているような気持ちになる絵本では、子どもたちも楽しめません。
食べ物の好き嫌いがある、お片付けをしたくない……。
叱られると分かっていても、子どもたちにもできない、やりたくないことがあります。
そんな子どもたちの気持ちを否定せず、登場キャラクターの心理に共感できるような描写を心がけましょう。
登場キャラクターの成長を目にすることで、「自分も頑張ろう」という意欲が湧いてくるかもしれません。
「〇〇を頑張れば、こういういい結果が得られる」といったイメージを与えられる絵本を作成し、子どもたちのやる気を刺激していきましょう。
お子さんと一緒に読んでほしい、4冊のしつけ絵本を紹介します。
ネコまんにんを目指すための修行は大変!
床に落ちているゴミを拾ったり、ご飯を残さず食べたりするなど、13の修行を乗り越えなくてはなりません。
親子で一緒に修行に励んでいるうちに、生活習慣が身につけられる一冊です。
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にんじん嫌いの子に、ぜひ読んでもらいたい一冊。
大人しい子も、泣き虫な子も、やんちゃすぎる子も、伝説のにんじんを食べれば勇者になれる……?!
にんじん探しの冒険に一緒に出かけたくなる作品です。
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主人公のわたるくんとともに、命の大切さについて考えられる話。
可愛らしい動物たちだけど、生命は儚い。
ペットを飼おうとする前などに、一度読んで、親子で話し合ってもらいたい作品です。
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どうしてトマトは赤で、ピーマンは緑なの?
それぞれの色には深いわけがある!!
色の意味を知ることで、食べ物に興味を持つだけでなく、
自然の美しさや命のすばらしさにも気づける、大人も子どもも読みたい一冊です。
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しつけ絵本について紹介しました。
子どもの教育に大きな影響を与えるといわれている絵本。
絵本を通じて、「色々なことを学ばせたい!」と考えている親御さんも少なくないでしょう。
子どもたちも、絵本のキャラクターと一緒なら、苦手なこともできるようになるかもしれません。
しつけ絵本を使って、子どもたちに大切なことを伝えていきましょう。
現在、第9回絵本出版賞では、応募作品を募集しています。
今回から「赤ちゃん・学べる絵本部門」を新設!
しつけ絵本をはじめとした、お子さんの成長を促すような絵本を大歓迎しています。
赤ちゃんや子どもたちの一生に関わる絵本を、出版できるかもしれません。
「才能がないし……」「私にできるか分からない……」などの理由で、ためらわないでください。
あなたにしかつくれない、作品をお待ちしております。