家族で作った1冊!『ネコまんにんとのしゅぎょう』ごごやまきいちろうさん&ちぴこさんにインタビュー

インタビュー記事

2021/12/10

   

 

第5回絵本出版賞にて審査員特別賞を受賞した、ごごやまきいちろうさん&ちぴこさんご夫妻にインタビュー。

夫婦の合作である、本作品。
ふたりでどのようにして作品づくりをしたのか、読者からの感想、今後やってみたいことなど色々うかがいました。

あなたも、ネコまんにんと一緒に楽しい修行に励んでみませんか?
  

 

 

『ネコまんにんのしゅぎょう』あらすじ

ニンジャになるため、ネコまんにんの「ジャラシ」と修行をはじめた、「ニンにん」。
ごはんを残さず食べたり、床に落ちているゴミを拾ったり、あいさつをしなくてはならなかったり、ニンジャになるのはとても大変……!!
でもすべての修行に合格すると……。
  

 

 

――夫婦の合作とお聞きしましたが、どのような経緯でおふたりは絵本をつくろうと思われたのでしょうか?

 

ごごやまきいちろうさん(以下、ごごやま):

はもともと学生時代から本が好きで、小説や児童文学などを作成して、応募していました。

数年前にも、妻にイラストを描いてほしいとお願いしたのですが、忙しくて対応してもらえず……。

今回も忙しい様子でしたが、引き受けてもらえて、『ネコまんにんのしゅぎょう』が完成しました。


ちぴこさん(以下、ちぴこ):

は子どものときから絵を描くのが好きで。絵を通じて、世の中の役に立てるといいな、と思っていました。

しかし、まさか出版できるとは思っていなかったので感謝の気持ちでいっぱいです。

 


忍者の秘伝の書を思わせる細長い本のかたちは、B5判を変形させた特別仕様。書店でもとっても目立ちます。
  

 

――絵本を出版してみていかがでしたか?

 

ちぴこ:

私たちは、ふたりとも教師なのですが、出版したことを伝えたら、たくさんの生徒さんたちが買ってくれました。

保護者の方からも「よくできていますね」と感想をいただいたり。

ほかにも、生徒さんのご兄弟も一緒に修行を楽しんでいたり、続編を自分で制作している生徒もいたりしました。


ごごやま:

私は、生徒には伝えていないんです(笑)。校長や先生方など、学校関係者には伝えましたが。

でも、娘たちがすごく喜んでくれて。表紙の裏に塗り絵をするなどして、楽しんでくれました。
  

 

――娘さんたちはどのようなところを楽しんでくれましたか?

 

ごごやま:

『ネコまんにんのしゅぎょう』のなかに出てくる修業は、私が実際に娘たちとやっている内容なのです。

トリリトの修行などは、私がお風呂担当なので、よくやりますね。

同じ内容でも、“修行”と称して行うと娘たちも喜んでくれます。

娘たちと距離を縮めるために、行ってきた修業が絵本になった感じです。
  

 

トリリトの修行は、お風呂でしりとりをしなければならない

 

  

――ストーリーをごごやまさんから見せてもらったとき、ちぴこさんはどのような感想を抱きましたか?
 

 
ちぴこ:

夫と娘たちが日常的にやっていることが、そのままストーリーになった絵本だと思いました。ジャラシが夫で、ニンにんが娘たちですね。
 

 

――絵本作成の際、苦労したことなどありますか?

 

 
ちぴこ:

応募作を作成しているときは、どのようなイラストにすれば編集の方の記憶に残るだろうかと悩んでしまい、ギリギリまで描けませんでした。

〆切直前に、勢いで描いた絵で応募して。

でも、そのテイストが逆に編集の方々の目に留まったようで、良かったと思いました。


ごごやま:

も妻の負担を減らすため、背景は自分で描くなどして、妻の描く分量を最小限にするよう努めました。

〆切当日は雨が降っていて、「もう無理かな……」とも思いましたが、妻が本当に頑張ってくれて、なんとかギリギリ郵便局に駆け込むことができました。

そしたら、審査員特別賞を受賞して。

私は過去にも公募などに出していましたが、初めての受賞だったので嬉しかったです。
  

 

 

トラロの修行は、「ラナミキヨルキデ」と早口で3回言わなければならない。この言葉をひっくり返すと…?

 

 

――なぜ受賞できたと思いますか?

 

ごごやま:

絵本出版賞だからこそ、入賞できたと思っています。

とくに今回の出版に当たっては、みらいパブリッシングの社長である松崎さんには大変お世話になりました。

担当編集者の方とともに色々アドバイスをしてくださって……。

絵本出版賞だったからこそ、この感性を見つけてもらえたと感じています。
  

 

――最後に、今後の目標などありましたら教えてください。

 

ごごやま:

今回は「お家の巻き」でしたが、「公園の巻き」も出版してみたいですね。

公園でもたくさんの修行を行っているので。

子どもたちの役に立つ、前向きになれるような本を出版していきたいです。


ちぴこ:

出版だけでなく、インスタグラムなどで修行を発信していくのも面白いですよね。

また、私の兄が保育士で色々な活動をしているので、コラボレーションできたら、とも思います。

読み聞かせしたり、新たな修行内容を募集してみたり。

自分たちで色々とアレンジできる内容なので、ぜひ描き込んだり、付け加えたりしていって、自分だけの1冊にしてほしいと思います。
 

 

本の最後には忍者のレベルが書いてあります。みんなで「まんにん」を目指そう!

 

 

 

 

 

《 ねこまんにんのうた ができました!》

 

 

《 本について 》

『ネコまんにんとのしゅぎょう』
作:ごごやまきいちろう 絵:ちぴこ 価格:1540円(税込)

忍者修行中の「ニンにん」は、ネコまんにんの「ジャラシ」の教えに従って13の修行中。
修業は大変だけど、せんにんより偉い「まんにん」を目指すのだ!
親子で一緒に笑って、遊んで、学んで、楽しめる絵本です。


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《 プロフィール 》

作:ごごやまきいちろう
5月14日生まれ。仕事や修行、サウナで汗を流しながら、ポジティブに教育、創作活動に励んでいる。本作品で第5回絵本出版賞 審査員特別賞を受賞。

 

絵:ちぴこ
1月9日生まれ、左利きのAB型。日本のどこかで先生をしている。幼い頃は漫画家を目指していたが、子供と勉強したり、遊んだりすることに夢中になり、しばらく絵を描くことを封印。しかしネコまんにんとの出会いにより、思いつきで復活。楽しくて楽なことが好きな、道草好きな人間。 褒められると、驚異的に伸びる。Instagramでミニ修行紹介中。