2020/07/14
6月某日、第5回絵本出版賞の最終審査が行われました! 今回は802作品ものご応募がありました。ありがとうございます!!!
以下、提携出版社社長である松崎義行氏から第5回絵本出版賞の総評をいただきました。ぜひとも、ご覧いただければと思います。
【総評コメント/提携出版社社長:松﨑義行】
第5回絵本出版賞のご応募いただき、ありがとうございました。
今回は、史上最高の応募数が集まり、絵本出版賞の存在感が増してきていることを感じました。
絵本出版賞を通じて、すでに数多くの作品が出版され、書店に並んでいます。このようなことからも、本気で絵本を出版したいと思っている方々からの応募が増えてきているのではないかと、思われます。
応募総数の増加に伴い、質の向上も感じられるようになってきました。審査員の緊張感も回をへるごとに増している気がします。
審査員も各々の価値観をもって、各作品を入賞へと推薦しているのですが、その基準もさまざまです。しかし数多くの作品が編集を通して出版されていった経験から、「この賞を通じて、世の中に何を問いかけたいのか。この本を出版する必然性とは一体何か」といったことを一つの審査基準に作品を選んでいる傾向が強くなっているような気がします。
伝統的な形態・出版方法の絵本に敬意を払いつつも、絵本出版賞では新しい時代を築き上げるような絵本の定番を生み出していきたいと考えています。
そのため、作品自体の完成度はそこまで高くなくても、編集を通じてブラッシュアップすることで、新しい表現を世の中に提供することができれば、それも立派な入賞作品候補です。
そのような作品を見落とさないよう、各作品の良い点を探しながら、緊張感をもって審査に当たっています。
実際に今回入賞を果たしたのも、既存の枠からはみ出た、新しい挑戦を築いていくような作品が多かったと感じています。
ほかの審査員の皆さまも「多様性があった」「メッセージ性の強い作品が多くあった」などさまざまな種類の作品が多数存在していたことをおっしゃっていました。
過去に出版された作品もすべてが決して最初から高い完成度を誇っていたわけではありません。
しかし編集を通じて、ブラッシュアップされ、世の中に大きく羽ばたいていきました。
多くの方々からたくさんのご応募をいただき、素晴らしい作品に触れ合えるのは私たちの喜びです。
これからも私たちは皆さまの「出版したい!」という思いに応えていきたいと考えています。
今回、入賞できた方もできなかった方も、またそもそも応募すらできなかった方も、ぜひとも次回は新たな意欲作をお送りいただければと思います。
新たな才能に出会えることを、審査員一同、心より楽しみにしております。
松崎義行拝
以下、最終審査の様子を写真でお伝えします!
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