2018/07/01
【対象年齢8歳】おすすめ絵本のご紹介『ぽんぽこぽんすけぽんぽこぴー』(まえだゆうこう)
絵本出版.comでは、編集者のおすすめ絵本を年齢別に紹介しています!
今回、ご紹介するのは、まえだゆうこうさんの『ぽんぽこぽんすけぽんぽこぴー』。
不思議なタイトルの本書ですが、明るいタッチのイラストとタイトルには、こんな悲しい思いが込められていたのです。
作品概要
タイトル:ぽんぽこぽんすけぽんぽこぴー
絵と文章:まえだゆうこう
出版社:みらいパブリッシング
対象年齢:8歳
値段:1400円(税抜き)
話の内容
毎日、大きな波の夢を見て眠れない子供たち。そんな子供たちの前に現れたポンは魔法をかけてあげます。その魔法とは「好きなものの絵を描くこと」。好きな食べ物、好きなおもちゃ、好きな場所。自由に描いて良いよ。「ぽんぽこぽんすけぽんぽこぴー」。
そう言うと、子供たちの目はキラキラと輝き始めました。
ポンがこの魔法を知ったのはある本がきっかけ。その本は1945年にドイツで起きた大虐殺を舞台にした悲しい本でした。
絵本出版賞.com編集者からのコメント
ぽんぽこぽんすけぽんぽこぴー。
思わず、口ずさみたくなるタイトルに、元気が出る明るいタッチのイラスト。
一体どんな楽しい物語なのだろう。ワクワクしながらページをめくると一転、アウシュビッツ強制収容所で行われたユダヤ人大虐殺という人類史上まれにみる悲しい出来事を舞台に物語は進んでいきます。
だからといって、この本は血なまぐさかったり、説教臭かったりするわけではありません。
大虐殺という悲劇のなかでも、夢と希望を忘れず生き残った子供たちのストーリーと、3.11東日本大震災後に起きた奇跡の物語が一緒に綴られています
大人たちも知らなかった歴史上の真実。
愉快なイラストとユーモアあふれる文体で、驚き、楽しんでください!
イラストの面白さ:★★★★☆
文章のユーモアセンス:★★★☆☆
驚きのストーリー:★★★★★
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